住宅に必要な機能、もちろん心地良い住空間は必要なのですが、そんな綺麗で気持ちの良い空間を作るのに欠かせないのは、収納空間です。収納空間は、私たちの生活をサポートしてくれる非常に重要な空間です。では、住宅を購入する際、どのような収納空間を作れば良いのか、選べばいいのか、まとめていきたいと思います。
収納空間-玄関収納-
まず、最初に紹介するのは、玄関に設える必要のある玄関収納です。玄関収納には、靴や、スポーツをする人であればその道具、その他大きめの荷物などを収納する空間です。玄関の収納といえば、靴くらいかなと思ってしまいがちですが、出かける際に持っていく必要があるものなども、ここに置いておけると便利ですよね。靴だけでなく、大きめの物も収納できるように、収納空間の深さは60センチ程度取っておくと良いかと思います。
収納空間-パントリー(食品収納)-
次に重要なのは、キッチンをサポートしてくれる、パントリー空間です。ここは、保存の効く食料や調味料などを収納しておける空間です。キッチンの後ろ等の棚のみで収納している方も多いかと思いますが、ウォークインクローゼットの様に、人が入れるくらいの空間にしておくと便利かと思います。あまり奥行きの深い棚を使用すると、収納量は増しますが、奥へ移動してしまった食料品に気付きにくくなってしまうので、なるべく奥行きの浅い収納を設えるのが良いでしょう。
収納空間-リビング収納-
次にリビング収納です。寝室などはお布団などをしまう必要があるため、収納が必要とすぐ分かるのですが、1番忘れてしまいがちなのが、リビングの収納です。リビングは、住宅の中では人を招き入れることが多い空間です。そのため、できるだけ収納を増やし、掃除がしやすい様にしておく必要があります。その際に注意したいのが、収納の位置です。部屋自体は開放感のあるスッキリした空間が望ましいので、TVの後ろの壁を造作で収納空間として作るのがおススメです。リビングの物は、その壁面に集約することができます。奥行きはテレビボードと合わせると綺麗なので、40センチくらいを目安とするといいでしょう。
収納空間-洗面所収納-
そして、あると便利な収納空間は洗面所の収納です。洗面所は、お風呂と繋がっていることや、洗濯機が置かれる場合が多いかと思います。洗剤やタオルなどの消耗品などを収納しておく空間が必要となります。洗面カウンターの下に収納を取れると、空間自体がスッキリするかと思います。そして、洗濯機自体も、海外製のものをカウンターの下にビルトインする方法とすることで、さらに空間を広く使うことができます。
収納空間-衣類収納-
衣類の収納空間も、生活する上では欠かせません。洋服が好きな方、多い方には人が入ることのできるタイプの、ウォークインクローゼットをお勧めします。収納量が上がりますし、洋服を選ぶのがとても楽しくなります。また、ウォークインクローゼットでなくても、市販の衣装ケースなどを利用することで、効率よく収納を行うことができます。市販の衣装ケースは、無印良品のものなどがシンプルでお勧めです。衣装ケースの寸法は、奥行きが60センチくらいのものが多いので、クローゼットの深さも、衣装ケースの寸法に合わせて作ると、綺麗に収まります。
収納空間-寝室収納-
次に、1番イメージのしやすい寝室収納です。布団などを入れておくことのできる空間、押入れですね。布団や、扇風機やストーブなどの季節ものの家電などを収納できると良いので、奥行きは90センチ程度取っておいた方がいいでしょう。
収納空間-まとめ-
いかがだったでしょうか。心地良い暮らし、空間をつくるためには、それをサポートする収納空間が必要不可欠です。もし、注文住宅を購入する予定のある方は、ここでまとめた寸法やテクニックなどを考えてみてください。また、賃貸住宅などを選ぶ際にも、主要空間だけでなく、必要な収納は確保されているか、注意してみるのも良いと思います。最後まで閲覧いただき、ありがとうございました。
コメント