国立大学と私立大学の違いって!?学費や難易度、就職、気になるあれこれ

ライフスタイル

受験期を迎えた高校生の皆さん、国立大学にするのか、私立大学にするのか、決めましたか?
大学時代は、その後の人生を左右すると言っても過言ではない、とても重要な時期です。
この4年間、大学院に行かれる方は6年間、どこでどう過ごすかで、その後の未来は大きく変わるでしょう。
この記事では、国立大学と私立大学の学費や難易度、就職面などについて違いをまとめていきたいと思います。

国立大学と私立大学の定義

まず、国立大学と私立大学の定義について簡単にお話ししておきます。


国立大学
国がお金を出して運営している大学のことです。一番有名なところでいうと、東京大学や京都大学などのことですね。

公立大学
公立大学は、都道府県や、市がお金を出して運営している大学のことです。首都圏でいうと、首都大学東京(東京都立大学)、横浜市立大学などが挙げられます。

私立大学
私立大学は、学校法人であり、各大学それぞれの経営者によって運営されている大学のことです。
早稲田大学や、慶應大学、MARCHと呼ばれるような大学は全て私立大学です。

要するに、国や都道府県、市区町村などの公共のお金で運営されている大学が国公立大学、個人がお金を出して運営しているものが私立大学となります。

国立大学と私立大学って学費が違うの!?

次に、学費についてですが、国立大学と私立大学では、学費が大きく変わってきます。また、文系と理系でも学費に違いがあります。
以下の表をご覧ください。

見ての通り、国立大学と私立大学では、国立大学の方が学費を抑えることができます。またその差は、文系より、理系の方が顕著であることが分かります。
国立大学は文系も理系も年間おおよそ50万円、私立は文系が年間おおよそ90万円、理系が年間おおよそ120万円と考えて間違いないかと思います。

国立大学と私立大学ってどっちが難しいの!?

国立大学と私立大学の難易度は、、一概にどちらが高いとは言えません。
それは、国立大学と私立大学では、受験の仕組みが異なるからです。それぞれ見ていきましょう。

国立大学の受験科目

国立大学の受験ですが、まずセンター試験と呼ばれる一次試験と、各大学がオリジナルで作成している二次試験に分かれているということを押さえておきましょう。
国立大学を受ける場合、センター試験を国数英理社の五教科全て受ける必要があります。一般的には五教科7科目と言われることが多く、例えば理系の場合、国語、数学Ⅰ、数学Ⅱ、英語、世界史、物理、化学、、、のように数学から二科目、その他の理系科目から2科目を選択して受験をします。各大学の学部によって、センター試験での必要科目が違う場合があるので、早めに受験校を絞って対策をするのが得策です。センター試験が終わると、二次試験です、これは私立大学と同様、理系であれば一般的には数学、英語、物理(化学、生物)の3教科を受ける必要があります。

私立大学の受験科目

私立大学の受験の場合ですが、基本的には各学校のオリジナルの問題の試験を受ける形になります。一般的には、理系でしたら、数学、英語、物理(化学、生物)の3教科の入試問題、文系であれば、国語、英語、世界史(日本史、政経)の3教科での入試になります。

どっちが難しいの?

この項の冒頭でも書きましたが、一概にどちらが難しいとは言えないのです。話だけ聞くと、多くの科目を勉強しなくてはいけない国立大学の方が難しく思えますが、センター試験はあくまでもそれぞれの科目の基本の問題ですので、難易度が高いかというとそこまででもありません。
逆に言うと、筆者の主観ですが、国立大学の二次試験と、難関私立大学の入試問題だと、難関私立大学の試験の方が難しい場合もあります。
受験期に五教科7科目を効率良く勉強できた方が、国立大学に受かることと言っていいかと思います。また、定員数も国立大学の方が私立大学よりも少ないので、一般的には国立大と言うと、一目置かれることが多いです。

国立大学と私立大学は就活面でどっちが有利なの?

就職のことを考えて、大学を選ぶ方もいますよね。就職活動においては、大手企業になればなるほど、学歴フィルターというものがあるらしく、ある程度のネームバリューがある大学でないと、説明会に参加ができない、、ということもあります。(噂ですが、限りなく事実に近いと思います。)
ネームバリューや、その大学のOBやOGがどれだけ行きたい企業にいるのか、、なども関係してきますので、母数の少ない国立大学が不利になる場合もあるのです。
ですが、国立大学であれば一般的には有名私大であるMARCH以上の学歴として見積もって良いかと思います。

国立大学と私立大学、結局どっちがいいの?

どちらがいいかは皆さんそれぞれ異なった価値観をお持ちですので、一概には言えません。
ですが、私がお勧めするのは国立大学です。この記事で見てきた通り、まず国立大学の方が学費を抑えることができます。
また、定員数も国立大学の方が少ないと書きましたが、これも国立大学のメリットの一つです。
定員数が少ないと言うことは、先生に対する学生の数が少ないと言うことですので、より密度の濃い指導を受けることができます。
一般的には3年生の後期から研究室(ゼミ)と言って、誰か一人の先生の指導を受けることになるのですが、国立大学ですと先生一人に対して同学年の生徒5人ほどで、私立大学ですと、先生一人に対して、同学年の生徒20人くらいになるとも言われています。

国立大学と私立大学まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、国立大学と私立大学の違いなどについてまとめていきました。
国立に進むか、私立に進むか、どちらにしても志望校を早めに決めて、対策をしていきたいですね。行きたい会社が既にあるのでしたら、大学案内に卒業者の就職先リストなども載っていますので、参考にしてみるといいかと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました