リノベーションって?リフォームの違いは何!?メリット・デメリットまとめ

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最近雑誌などでリノベーションという言葉をよく見かけるかと思います。
リノベーション、リフォームと何が違うのでしょうか?
この記事では、リノベーションとリフォームの違い、メリット・デメリットをまとめていきたいと思います。

リノベーションとリフォームの違いとは!?

さて、まず始めに、リノベーションとリフォームの違いをまとめたいと思います。
とは言いつつも、実はリノベーションとリフォーム、明確な線引きは存在しないと言えます。
ですが、この両者どのような区別で使われているかと言いますと、簡単にいうと、工事の規模でしょうか。

リフォームとは

リフォームとは、老朽化してしまった住戸を、買った当時の状況に復元する作業になります。
例えば、老朽化してしまった壁紙を張り替えたり、床を張り直したり等、比較的簡単な作業に使われる言葉です。買った当時100%であった住宅の状況はもちろん老朽化によって、50%、30%に下がってしまいますが、そこに手を加えて改善してあげることで、当時の100%の状態、またはその近くまで復旧してあげることをリフォームと言います。

リノベーションとは

リノベーションとは、リフォームと同じく、老朽化してしまった住戸を改善する手法ですが、間取りの変更や、構造躯体の変更、改善など、比較的大掛かりな作業に使われる言葉です。
リフォームが、30%まで老朽化してしまった住戸を100%近くまで復旧してあげる作業だとしたら、リノベーションは30%まで老朽化してしまった住戸を120%まで引き上げ、新たな価値を与える作業のことと言えるでしょう。100%+αの、αは新しい価値とも言えます。

リノベーションのメリット

  • 間取りを自由に変更できる
  • 資産性が高い
  • 新築を建てるより費用が安い
  • 物件の選択肢が多い

以上でしょうか。それぞれ詳しく見ていきましょう。

リノベーションは間取りを自由に変更できる

リノベーションは、間取りをある程度自由に変更することが可能です。
壁などを全て取り払って、構造躯体のみの状態「フルスケルトン」にして、リノベーションを行う事例さえあります。
例えば、子供が生まれるなどして、生活環境が変わった時などに、あなたのライフスタイルに合わせて間取りの再設計をすることが可能です。
注文住宅のように、あなたのこだわりや要望などを踏まえた住戸に生まれ変わらせることが可能なのです。

リノベーションは資産性が高い!?

リノベーションが行われる際は、中古の物件の築年数はおおよそ20年くらいのことが多いです。中古マンションなどは新築近いものを買えば買うほど、そこから価値がどんどん下がっていってしまいますよね。ですが、築20年の中古物件であれば、購入した時点で資産価値が下がりきった状態とも言えるので、資産価値の低下はほぼ横ばいと考えられます。
さらにそんな中古物件をリノベーションすることによって、場合によっては、資産価値が上がったり、資産価値を下がりにくくすることもできると言われています。

リノベーションは新築を建てるより費用が安い!?

リノベーションは新築の物件を購入するときや、建てる時よりも費用が安くなると言われています。
一般的なマンションの部屋の60〜80㎡のリノベーションでは、800万円〜1000万円くらいが相場とも言われています。新築の物件を購入するとなると、3000万円くらいはかかってしまいますよね。
築20年の中古物件の購入費用と合わせても、新築物件の購入費用よりも安くなることが考えられます。また、自分達の設定した予算内で行えるのも、リノベーションのメリットと言えるかもしれませんね。

リノベーションは物件の選択肢が多い!?

リノベーションをするための中古物件を探すのは、新築の物件よりも選択肢が多いと言えるでしょう。というのも、新築の物件よりも、それまでに建っている建物の方が明らかに数が多いですし、どちらにせよリノベーションをして間取りを変更してしまうのであれば、元々の間取りをあまり気にしなくても良さそうですよね。
しかし一つ注意しておきたいのが、リノベーション後のイメージは中古の物件探しの時には固めておいた方が良いということです。本当に自分の要望を実現できる間取りなのか、他の物件であれば、もっと安くできるのか、検討することができます。

リノベーションのデメリット

  • 工事費用を予測しづらい
  • 構想から実現までの期間が長い
  • 耐久性に難がある場合がある

リノベーションは工事費用を予測しづらい

リノベーションは、壁などを全て取り払って構造躯体のみにしてから行うのか、それとも部分的に行うのかによっても費用が変わってきますが、一番の懸念事項は、実際に設計を行い、改修を行ってみると、思い通りに行かない場合があるのです。
もともとの住戸の図面を頼りに設計を進めることがほとんどですが、その図面通りに設計されていない場合も少なくないのです。
なので、実際に元々の壁を壊してみると、実は大事な配線がしてあった、、
柱や設備がものすごく劣化していた、、
など、やって見てから分かる想定外のことが起こることが少なくありません。
その場合、元々の見積もりから高くなってしまうリスクがありますよね。

リノベーションは構想から実現までの、期間が長い!?

リノベーションは、物件の購入からそこに住めるようになるまで期間が長くなりがちです。
物件購入後から、実際に設計士さんと打ち合わせを重ねて、リノベーションの設計をしていくので、それなりの期間がかかります。また、前の項でも書きましたが、工事中でも、想定外のことが起きると、その都度設計士さんとお打ち合わせが必要になる場合がございますので、そうなるとさらに時間がかかってしまいますよね。

リノベーションは耐久性に難がある場合がある

リノベーションは、耐久性に難がある場合があります。というのも、リノベーションの対象とする物件は、ある程度古い物件であることが多いですよね。
そのため、単純に使われている資材や設備も老朽化しているわけです。木造と、RC造(鉄筋コンクリート造)でも耐久年数は違いますが、構造資材の劣化は、そのまま建築物の耐震性能や耐久性能に影響をするので、中古選びには細心の注意を払って、プロの方と一緒に選ぶ方がいいと言えるでしょう。

リノベーションのまとめ

いかがだったでしょうか。今回は、リフォームとリノベーションの違いから、リノベーションのメリット、デメリットをまとめていきました。
老朽化してしまった住戸を、自分たちのライフスタイルに合わせて生まれ変わらせることができるところが、リノベーション最大のメリットと言えますよね。
ですが、いくら改修工事といっても、大金がかかることは事実ですので、できるだけ自分の理想を安く実現できるような物件を探すために、どんな家にしたいのか、あらかじめ考えをまとめておきたいところです。

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